「キリンと少女」
前回の記事が病気に関する暗い系の内容だったので、今度は明るい系?の作品の紹介をしたいと思います><
キリンと少女というモチーフは結構前に何作か描いていまして、
自分自身とても気に入っていた作品だったので、展示会などでポストカードにして販売させていただいたりしました。
↓こちらが最初に描いた「キリンと少女」の作品です。
現物も、とても小さいサイズの作品です。
私にとってキリンっていうのはいくつかの象徴的な存在でして、
初期の作品のキリンは、少女に合わせて幼い小さめの姿で描いているのですが、
少女と一緒に同じ時間を過ごすと
小さかったキリンは、あっという間に少女の身長を超え、
他の周りの人々や、動物よりも遥かに大きく、高く、雄大に成長しました。
↑こちら制作途中の写真です。
最初にキリンと少女を描いておおよそ5〜6年後、
改めてキリンと少女の作品を再び描くようになった時、
ただ目線を合わせて一緒に過ごしたい友人のようだったキリンはなんだか既に姿を変えていました。
少女が幼い時に出会って大好きだったキリン。
少女も成長に従い、様々な困難を乗り越えながら成長していくのですが
ただそばにいるだけで幸せで、一緒に遊んで、一緒に過ごすことで満足だった時から
様々な理由で離れてしまっても。
キリンが大きくて一緒に過ごすのが色々難しくなったとしても。
人間の手には届かない高い場所にあるものを代わりに掴んでくれたり、
迷子になって困ってしまっても、その美しい瞳で見つけ出してくれたり、
逆に嫌なことがあって部屋に閉じこもっても、窓の外からニュッと頭を出して会いに来てくれたり。
大人になってもキリンの少女へのひたむきな愛情は変わらず、
何度も、何度も会いに行ったようです。
そうしていくうちに、少女にとってキリンの存在は、
幼い時から付き合いのある友人から、他には換えることができない絶対的な存在に変わっていきました。
なんか顔だけで出ると牛っぽいですけど・・・(キリンですよ!)
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