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Orange train


「みかん電車」



ある夏の昼間、私は用事があって都営線の列車に乗っていました。


車内は空いていて、まばらに人が座っている状態でした。


そしたら私の一つあけて隣におじさんが座ってきました。


そのおじさんはビニール袋に八朔?のような大ぶりの柑橘系を何個か取り出して、


膝の上に乗せて剥き始め、食べました。


それをずっと繰り返してて、近くにいた自分は初めて遭遇した出来事に凍りました。


決して隣を見てはいけない・・・!と緊張していたのですが


なんだか香りが爽やかに漂ってきました。


「ああ、柑橘の香りが車内に充満している・・・」


とどこかで現実逃避というか、なんだか非現実の最中にいるような感覚を覚えました。


そんな体験をした後に、こんな経験は貴重だよ!と開き直ってこの作品を描きました。


「みかん電車」は、千葉県市川市にて開催したグループ展で発表させていただきました!



なぜ電車にカピバラかというと、みかんと相性の良い動物ってなんだろうと考えていた時に


温泉でカピバラがみかんと一緒に浸かっている&頭に乗せてるイメージがあったからです!


そして千葉の市原ぞうの国で、沢山のカピバラに遊んでもらった思い出があって


カピバラが大好きだからです^^


また遊びに行きたいなあ・・・。



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